電卓やパソコンではキーを押すだけで答が出てくるので計算のプロセスがわからず、計算力は身につきません。
そろばん学習では、数字の代わりに珠(たま)を指で動かし、目で見て、頭を使うので計算の過程が視覚的に理解できます。
また、具体的な珠で数を表すので幼児にもわかりやすく、位や十進法の理解に役立ちます。
そろばんは『始め』の合図で計算を始め、『やめ』の合図があるまで一言も声を出さず無心に計算します。
徹底して一つの事に打ち込むことにより今問われている集中力を養います。
そろばんの問題を解く練習は非常に神経を使う作業です。正解するまで練習を繰り返すことで自然に忍耐力が身につきます。
一般的に試験などで使用される左脳を使った記憶方法は短期間で忘れてしまうことが多いのですが、右脳を使った珠算式暗算では、映像化された珠が直観像として長く記憶にとどまります。
このような記憶力は、珠算式暗算、フラッシュ暗算のトレーニングにより磨かれていきます。
モニターに瞬時に映し出される数字を暗算する「フラッシュ暗算」や英語で読み上げられる数字をそろばん・暗算で計算する「英語読み上げ算」を通して速聴・速読能力をトレーニングします。
注意深く数字を読み取る練習は洞察力の原点となります。ミスが許されない練習を繰り返すことで、集中力と同時に洞察力が身につきます。
コンピュータの発達で膨大な情報量が社会を行き交っています。そろばん学習により数感覚を養い、数情報の情報処理能力を身につけます。